"環境活動家・無肥料栽培講師"
岡本よりたかさんの投稿より
「生命を慈しむ想像力」
僕が無肥料栽培のセミナーを始めた頃、当初は批判もあった。
「農業セミナーは農業で稼いでる奴がやるもんだ」とか、
「理屈を学んでも頭でっかちで現場で役に立たない」とか、
まぁ、ごもっともだとは思う。だけど、考え方が違う。
プロの農家を生み出すなら、プロの農家が教えればいいと思う。そこの邪魔など僕はしない。
僕は、人々が食を生み出すという根本的な暮らし方から離れ過ぎたために、今の食の問題が起きていると思っている。
その一つは、薄れゆく農家のありがたさ。
自分で栽培してみて初めて知る栽培の大変さ。こんなに苦労して育てたキャベツが一個300円だという驚き。
その驚きがあるからこそ、農家から野菜を買うときに、その野菜の尊さを知り、農家のありがたさを知る。
それは農家を応援することにも繋がる。
そしてもう一つ。安心とか安全とか言われる食の基準の曖昧さ。
何をもって安全なのかを理解せず、ただオーガニックとか〇〇農法に頼り切る。
自分で作ってみれば分かる。自分じゃなくても近い人の栽培を見るだけでも分かる。農薬や肥料を使おうが、信頼する家族や農家が作った野菜は心地よく食べられるはずだ。
安全とは何か、安心と何か。それはやっぱり顔の見える関係で構築された付加価値なのである。
食を蔑ろにするような、つまり国内自給を疎かにして海外から手に入れようとする食料安全保障の思考回路もそうだろう。
ただ食べられればなんでもいいという考えもそうだ。
結局、食を生み出すという当たり前の暮らし方をしていないからこそ起きる、食への無関心なのである。
食を自分の手で生み出すことで得る"生命を慈しむ想像力と感謝"が必要だと僕は思う。
自給自足が目的ではない。経験することが目的なのだ。
そして、プロの農家に感謝し、作られた食に感謝し、今食べられることに感謝をする。
そうすれば、食の問題の一端は必ず解決するのではなかろうか。
僕は、ただその一歩を歩き出してみないか?と、みんなに伝えたいのである。
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無肥料栽培に興味のある方は、
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自分自身の自然治癒力を高めるのは、誰かに勧められて鵜呑みにするのではなく、自分の感覚でちゃんと選んで行動することだと思います。
身体の不調やわからない事があればいつでもご相談くださいね♪
by.なおこ